そしてちゃんぽん

別に歴史小説を書いているわけでもなんでもないので、時代考証にこだわるつもりはない。ないけれど・・。

場面のセッティング等を文章で表現する段になると、この時代これってアリ? などと細かいことがついつい気になってしまうタチ。

あんまりあり得ないことを書くのもどうかと思うし・・。極端だけどあの世界でサッシの窓が出てきたらドン引きです。

なので基礎的な資料になるものがないか、などと探したりするけれどなかなかいいものが見つからない。1800年前の、しかも他国のものとなると難しい。何しろ日本は卑弥呼の時代で、その国さえどこにあったかはっきりしないくらいだし。
漢代のいい資料もないではないが、古い本で文体自体が古く素人が読んでいくには少々きつい。
それでもいくつか資料を当たって斜め読み。
そしてプレイ中から感じてはいたが、やはり当時の三国時代にはあり得ないことが多々あることが判明(笑)
たとえば、ゲーム背景に見られるような机と椅子の存在、茶のあり方等々。花ちゃんが「ランプ」と言っていた明かり、というか背景に見る天上から吊るされているような明かりの存在も。

三国志に似た世界とうたっているので別にいいんだけど、書く側としては基板となる時代があると、書きやすくていいんだけどなぁ。
華やかな色使いや背景を見る限り、唐時代くらいをイメージすればいいのかと思えばそうでもない。
一例として花茶の存在。これはもうずっと後の時代になって登場するものだけど、その頃には一般庶民にも茶が広がっていて貴重ものでなくなっていたりしていて、あちらを立てればこちらが立たず状態。

まあ最終的には興醒めするほど時代に見合わないことはせず、自分に都合の良い部分だけを、都合よく解釈し、都合よく処理をする。
これが一番ですね。